地下鉄千代田線湯島駅の一番出口駅の一番出口。
文字通り、学問の神様として知られた「湯島天神」への最寄り駅だ。
閑静な旧岩崎邸庭園へ向かう道すがら、あからさまなラブホテル街。
都市のカオスのような一角。
そのカオス感を際立たせる巨大な建築に目を奪われてしまった。
「湯島ハイタウン」築50年以上の分譲式マンションとのことだ。
整然と並んだ住居群に、建築当時は無かったのであろう空調室外機。
ただ、ところどころ機種が違ったり、抜け落ちたり。部屋の掛け物
も色とりどり。無機質で画一的な構築物に佇まいが生まれています。
ふと、ル・コルビジェ の ユニテ・ダビタシオン を思いました。
ル・コルビジェは近代を代表する建築家のひとり。
彼の提唱した住まい型が、集合住宅という考え方。
ユニテ・ダビタシオンは、その実験的な集合住宅の作品でした。
マルセイユの ユニテ・ダビタシオンを訪れたのは30年も前のこと。
巨大で無機質な建造物に、人々日々の営みを感じます。
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